ミンダナオ島(紛争下・先住民地域)
フィリピン南部のミンダナオ島では、政府軍と反政府軍 (MILF)との間で、40年以上武力衝突が続いています。この紛争のために、過去20年間で約12万人が殺害され、約200万人が土地を追われました。長年続く武力衝突や政情不安により、社会インフラの整備はフィリピン国内での最低水準となっており、山奥に位置し社会インフラの整備が遅れている先住民地域も存在します。
自然災害
7000以上の島からなるフィリピンは、地震、火山、台風等あらゆる種類の自然災害の影響を容易に受ける国のひとつで、気候変動によってその脆弱性はさらに増しつつあります。
社会サービスが成熟していない地域での災害は、発災直後には自治体の自治・サービス機能が止まってしまうこともあるため、被災地へは迅速に必要な物資や労働力を届けることが必要不可欠です。
ジブチ(難民キャンプ)
世界中の難民の数は年々増え続けており、*2019年末には世界人口の1%に相当する7,950万人とされています。「アフリカの角」に位置するジブチ共和国にも、隣国の危機から逃れた人びとが生活しており、そのうち約半数は18歳未満の子どもたちです。
*出典 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR) Global Trends: Forced Displacement in 2019
イエメン(紛争下の地域)
イエメンでは、2015 年3月に紛争が激化して以来、空爆や戦闘によって多くの人びとの命が犠牲となりました。また、紛争が原因で経済と物流が止まり、深刻な食糧不足に苦しんでいます。
ソマリランド(干ばつ地域)
ソマリアでは、2011年干ばつと食糧高騰に起因する飢饉により、約26万人の命が失われました。その後も毎年のように、水不足により、多くの人びとや家畜への被害が出ています。
国内(自然災害)
日本は、その位置や地形、地質、気象等の自然的条件から、台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害 、地震、津波、火山噴火等の自然災害が発生しやすい国です。東日本大震災等の大地震に加え、近年は台風等の豪雨による災害も増加しています。
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2011年の東日本大震災の緊急救援活動の他、2019年に長野で起こった豪雨災害直後の緊急救援活動と水害後の長野の復興事業を行いました。
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