創設者メッセージ

1994年当時の子どもたち

1994年当時の子どもたち

アイキャンの始まりは、1人の会社員が、1993年にはじめて訪れたフィリピンで、様々な環境で厳しい状況に置かれた子どもたちに出会ったことがきっかけです。そのあまりにも過酷な状況を少しでも改善するために、自分(I)でもできる(Can)ことがあるはずと、翌年1994年4月に任意団体として団体を設立しました。

まったくのゼロからのスタートでしたが、「やれない言い訳」よりも、「どうしたらできるか」に目を向けて進んできました。

1995年にホームページを開設し、インターネットを通じて賛同者を集めるとともに、奨学金提供、給食提供、保健医療、生計向上、災害・紛争時の支援等、できることを増やして、子どもたちの厳しい環境の改善に寄与する事業に取り組んでいます。1998年に名古屋とマニラに事務所を開設し、その後は活動に応じて、フィリピン、ジブチ、日本等で事務所を開設しています。

2000年に特定非営利活動法人の認証を受け法人化し、2007年からは税制優遇措置が適用される認定NPO法人として認定を受けました。ここ数年は、「危機的状況にある子どもたちと『ともに』行うプログラム」を通じて、フィリピンやジブチの人々に生活向上の機会を提供しています。

アイキャンは、活動で関わった様々な人々から常に学んでいます。人々が変わっていく姿から、「子どもたちやその家族は弱くもなく、愚かでもなく、社会的に劣った存在でもない。そう決めつけていたのは、社会であり、わたしたちなのである。彼ら・彼女らにはもともと自分たちの人生を豊かなものにできる、周りの人々を幸せにできる素質が備わっている」ことを理解し、心に刻んでいます。

私たちは、かわいそうだからその人々のために活動しているのではありません。関わった人々が自らの力で自立した生活を築ける力があると信じているからこそ、ともに活動しているのです。

創設者(副代表理事)龍田 成人

代表挨拶

代表理事 鈴木真帆

代表理事 鈴木 真帆

ICANは1994年からフィリピンで活動を始め、現在はアフリカ北東部に位置するジブチの難民キャンプでも活動している国際NGOです。

団体設立のきっかけは、ICAN創設者がマニラ首都圏の貧困地区で、「一人ひとりができること(ICAN)」を持ち寄って始めた小さなNGOでした。

例えば、ごみ処分場で暮らす女性たちへの生活向上支援事業は、寄付をくださる人、商品製作のための縫製技術を教えてくださる人、事業を担う職員たち等、それぞれが自分たちで出来ることを持ち寄って始めましたが、今ではその女性たちが自ら商品の製作・管理・運営すべてを担い、ICANから独立して活動しています。厳しい環境に身を置きながらも、いつも前向きで明るく元気いっぱいな彼女たちの姿に、生きていく上で大切なことは何かを学ばせてもらっています。

現在のICANは、現地スタッフを合わせると20名以上の職員がおり、日本国内における国際NGOとしては比較的規模の大きな団体になりましたが、活動の原点は今もここにあり、ICANが目指す平和な社会を願う気持ちも変わりありません。

今は新型コロナウイルスの影響もあり、より多くの人々が困難な状況にありますが、このような状況だからこそ、改めて人々が生きていく上で大切なことは何かを考え、1人でも多くの人が幸せを感じる平和な社会を目指して活動しています。

今後もICANの活動にお力添えいただけますよう心よりお願い申し上げます。