マニラ近郊(路上の子ども・ごみ処分場地域)

フィリピンには、25万人以上の路上の子どもが存在すると言われています。その数は誰も正確に把握できておらず、住所や出生登録自体がされていない子どもたちは、統計上の数字にすら表れることがありません。
日々の空腹や、家庭内での暴力、さらに社会からの差別や偏見に苦しみ、辛さを忘れるために薬物に手を染める子どもも少なくありません。


子どもの家
「子どもの家」では路上で厳しい生活を送る子どもたちが、教育を受け、見守られ、子どもらしく生活ができる場を提供しています。
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路上教育
マニラ首都圏の路上に暮らす子どもたちに対し、読み書きや道徳等について学ぶことができる路上教育を実施しています。
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職業訓練
かつて路上で暮らしていた青少年たちに対して、安定した収入を得るための職業訓練や、社会への参加の機会を提供しています。
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コロナ禍の活動
地域住民が主体となって取り組むコミュニティパントリー(地域食品庫)を通して、食品やマスクを提供し、地域内の助け合いを促進します。
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廃品回収で得たプラスチックや廃材等の資源を換金することにより収入を得ている人びとの多くは、法定最低賃金の1/4程度の収入しか得られず、一日に三回の食事が出来ず極度の栄養失調の状態にあることが少なくありません。
電気や上下水道等の社会インフラ設備や公共サービスへのアクセスも安定しておらず、さらに劣悪な衛生環境が住民に深刻な健康被害をもたらしています。


給食活動
現地NGOや地域ボランティアとともに、5歳未満の低栄養状態の子どもたちへの給食を提供しています。また、栄養・衛生に対する地域全体の理解を深めるため、啓発活動も実施しています。
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