活動背景

新型コロナウイルスの影響で、厳しい生活が続く人びと

フィリピンの首都マニラ近郊では、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出制限等の影響により、路上で物売りや物乞い、廃品回収等をして収入を得ていた路上の子どもやごみ処分場付近の人びとは収入を断たれ、満足に食事を取ることもできない状態となりました。

また、感染が拡大し始めてから1年以上が経過した今も、依然として外出制限が敷かれる等、厳しい状態が続いています。

 

新型コロナウイルス感染拡大当初は、生存に影響が出る状況だったため、緊急支援が必要でした。現在、様々な状況が変わってきている中で、コロナ後への移行が必要な時期となっています。今後は、単に食糧や物資を配布するだけでなく、人びとの自立と地域の協働を促し、地域経済の活性化につなげることが重要です。

現地の声
路上の子ども:
僕は普段、ジープニー(乗り合いタクシー)の呼び込みの仕事をしていて、多いときは1日に200ペソ(約400円)稼いでいました。でも、新型コロナウイルスによる最初のロックダウンの時は、収入が0になってしまい、本当に生活が厳しかったです。毎日お米に塩や醤油をかけて食べていました。ロックダウンがなくなった今でも、人びとの外出が減ったことで、収入も半分くらい(1日100ペソくらい)になってしまいました。

活動内容

地域住民が主体となって取り組むコミュニティパントリー(地域食品庫)*を通して、新型コロナウイルスの影響により食事や感染予防対策が困難な人びとに食品やマスクを提供するとともに、地域内に「助け合い」の意識を醸成します。また、食品はその地域(貧困地域)にある市場で購入することで、小規模個人商店の手助けにもなります。

コミュニティパントリーで感染予防対策として配布するマスクは、パヤタス地区ごみ処分場周辺で活動をするフェアトレード団体に製作を依頼し、購入します。また、新型コロナウイルスの影響を受けて収入を得ることができていない元路上の青少年によって設立された協同組合「カリエ」のメンバーをコミュニティパントリーの運営担当として雇用することで、彼らの収入につなげます。

 

コミュニティパントリーは、多くの人びとが協働して取り組む活動です。地域住民やカリエメンバーと、今できることを話し合い、できることを持ち寄って、現在のコロナ禍を乗り越え、お互いが助け合う強い地域づくりを目指します。

*地域の人びとが、路上で野菜等を並べ、他の住民に無料で提供する取り組みです。

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