持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み

2015年、国連サミットでSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)が採択されました。SDGs には、「誰一人取り残さない」ことを理念として、貧困やエネルギー、環境や人権等のそれぞれの課題に対して、2030 年までに達成すべき 17 つの目標が定められています。目標を達成するためには、日本を含む世界中で、未来の社会や地球をどう変えていきたいのか、一人ひとりが考え、行動に移すことが重要です。

アイキャンでは海外・国内での活動を通じて、SDGsの達成を目指す取り組みを継続するとともに、国内の積極的な企業・学校連携を進め、地球規模の課題解決のための身近なアクションに、一緒に取り組むパートナーを募集しています。企業・学校連携に関する詳細は、以下のお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

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アイキャンの持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み

アイキャンではフィリピン、ジブチなどの海外において、事業地の人びとと「ともに」子どもたちの能力向上や地域の環境改善に取り組んでいます。また、日本国内において、地球規模の課題に対してできることを実践する人(ICANな人*)を増やす取り組みを行なっています。

(*)社会課題の解決(=子どもの権利が守られている社会の形成)に向けて、主体的に考え、行動できる人を、「ICANな人」と呼んでいます。

1. 子どもの保護事業

身寄りがなく路上での生活を余儀なくされている子どもたちや、さまざまな事情で難民としての生活を送っている子どもたちは、保護者や周囲の大人が気づかないうちに子どもの権利を侵害されているケースが多々あります。子どもたちの権利を尊重し、安全な環境で生活ができるように環境を整える活動をしています。

関連する活動の詳細はこちら:
フィリピン:路上の子どもたち(マニラ)の活動
ジブチ:難民キャンプの人びと(ジブチ)の活動

該当する主なSDGsの目標:

2. 紛争地域の事業

紛争が激化した地域へ、喫緊の課題となる生活必需品や食糧の提供を行なう緊急救援活動を実施しています。また、紛争や争いの根本原因を解決すべく、平和教育や紛争調停能力研修などを行なっています。(イエメンでの活動は2021年4月末を以って終了いたしました。詳細はこちらをご覧ください。)

関連する活動の詳細はこちら:
イエメン:紛争下の人びと(イエメン)の活動
フィリピン:紛争地の子どもたち(ミンダナオ)

該当する主なSDGsの目標:

3. 能力開発事業

世界で多くの人道危機が発生している一方、日本では、社会の中で弱い立場に置かれた人びとの「こえ」に触れる機会は限られています。より多くの人が地球規模の課題を知り、解決に向けてともに能力を向上させていく機会を作るため、さまざまな活動を行っています。

該当する主なSDGsの目標:

アイキャンとともに課題解決に取り組みませんか?

アイキャンの活動は、応援してくださるパートナーの皆さまと作り上げています。地球規模の課題解決のため、そしてSDGs目標達成のために、より多くの企業や団体、学校法人の皆さまとの連携を強めていく必要があります。

企業・学校連携の例
✔ 書き損じハガキを企業単位で収集・ご寄付
✔ フェアトレード商品の委託販売
✔ クラス・学校単位の講演会と古本寄付

▼企業連携の一例はこちら

書き損じはがき収集活動による連携

多くの企業や協同組合の方々から、書き損じはがき等のご寄付によるご協力をいただいています。ご家庭に眠る切手やはがき等に加え、古本をはじめとする不用品のご寄付をいただくことで、フィリピンの路上の子どもたちとの活動資金にさせていただきます。

関連する活動の詳細はこちら:
書き損じはがき等の収集活動

フェアトレード販売による連携

複数の企業様において、アイキャンのパートナー団体である、フィリピン・パヤタスのフェアトレード生産団体「SPNP」の商品を取り扱っていただいています。商品を取り扱ってくださる機関が増えることで、生産者とその家族、また地域の安定した生活に繋がります。

関連する活動の詳細はこちら:
フェアトレード販売事業

社会貢献活動の一環としての連携

環境課題へ取り組む企業と連携し、フィリピン・マニラの路上の子どもたちへ環境教育を行なっています。活動は毎年行われてており、これまでに紙芝居を使った教材を現地へ届けたり、生ごみのリサイクルができるコンポスト容器制作の材料を提供したりしていただきました。現地での活動の様子は、写真や子どもたちからの感想・コメントを通じて共有されます。

▼学校連携の一例はこちら

SDGs推進活動「TULAY PROJECT」

アイキャンでは、日本とフィリピンの子どもたちの交流を通して相互理解を促進することを目的として、2008年より「TULAY PROJECT」を実施してきました。
「TULAY」はフィリピンの言葉で「橋」を意味しており、本交流が、異なる文化や環境で育つ子どもたちを繋ぐ懸け橋となり、世界や互いを思いやる心が育まれるようにという想いが込められています。2018年からは、SDGs推進活動の一環として、目標達成のために自分にできる事や、身近な取り組みについて想いを巡らせ、実践に移していく事も目的の一つとし、多数の教育機関とともに、活動を行っています。

講演会の実施

教育機関の皆様からのご依頼をいただき、学校の国際理解に関する授業等において、フィリピンの路上の子どもやジブチの難民キャンプなどを例にあげて、貧困や紛争、SDGsに関する講演会を行っています。講師はご依頼内容に応じた職員を派遣させていただいています。(講師料につきましては、ご相談ください。)

募金活動の実施

アイキャンで月に1回実施している街頭募金活動への参加や、学校独自で、フィリピンの路上の子どもを応援する募金活動を実施いただく等、教育機関の皆様による募金活動のご協力の取り組みが広がっています。街頭募金活動を含むボランティア活動への参加についてはこちらをご確認ください。

取り組みに関しまして、ご不明な点や詳細のお問い合わせは、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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【本件に関するお問合せ先】
認定 NPO 法人アイキャン(愛知県名古屋市中区大須 3 丁目 5-4 矢場町パークビル 9 階)
HP : https://ican.or.jp/ Twitter, Instagram: @ICAN_NGO