アイキャンマンスリーレポート2023年8月号

子どもの家 7月11日(サンマテオ)「成績優秀で学校から表彰!」
報告者:フィリピン事務所 柴田康平

「子どもの家」で暮らすアントニオ君(仮名)が、小学校の成績優秀者として表彰されました。この学校では、年間を通して全教科のテストの平均点が100点満点中90点以上の児童が毎年表彰されます。表彰式の会場に着いたとき、アントニオ君はとても緊張している様子で、私の手をギュッと握りしめていましたが、大勢の児童や教師たちの前で賞状とメダルを受け取ると、達成感に満ちた笑顔になりました。「子どもの家」に帰ると、他の子どもたちやスタッフと一緒にお祝いをし、その後私が一人でいるときに、アントニオ君が笑顔で「ありがとう」と声をかけてくれました。日頃は裏方の仕事が多く、子どもと接する時間は限られていますが、自分の日々の仕事が成長にしっかり繋がっているのだと感じることができましたし、もっと子どもたちとの時間を大切にしたいと感じました。


街頭募金活動 7月15日(名古屋)「43名のボランティアと3か所に分かれて実施」
報告者:日本事務局 長谷川薫

今回の街頭募金には43名ものボランティアの方が集まりました。3か所に分かれたほうがより効果的に活動できると思われたため、学生ボランティア39名を3グループに分け、そのうち1グループは私が引率し、あとの2グループは社会人ボランティアの方各2名に引率していただきました。私が担当したグループの実施場所では、近くの公園で行われているイベントの音が常に鳴り響いていました。いつも以上に頑張って声を張り上げないと通行人に聞こえない状況でしたが、沢山の方に募金していただき、3か所の合計は61,646円になりました。終了後、参加者からは「募金を入れてもらえて、自分もそういう優しいことができる人になりたい」などの声がありました。
*街頭募金ボランティアを募集しています!
(今後の予定:9/16、10/21、11/11、12/16 *いずれも土曜日)
ボランティアの詳細はこちら


自主イベント 7月29日(日本・フィリピン)
「オンラインで『子どもの家』の子どもたちと交流」

報告者:日本事務局 吉田文

マンスリーパートナーとしてアイキャンの活動を応援してくださっている方々と「子どもの家」のスタッフや子どもたちが交流するオンラインイベントを開催しました。冒頭、参加者は子どもたちからタガログ語の挨拶を教わり、それを使って自己紹介した後、互いに質問をし合いました。ある子どもからの「なぜ自分たちのことを応援してくれるのか」という質問に対し、パートナーの方々からは「皆さんが一生懸命頑張っているから」「少しでも皆の未来が明るくなるように」といった回答があり、スタッフとしても心が温まりました。終了後、参加者からは、「実際に子どもたちの声を聞けて、自分の支援が役に立っていることを実感した。今後もぜひ実施してほしい。」「日本にいる親戚になった気分。わずかな協力しかできないけど、これからも続けていきたい。」といった感想が寄せられました。


【編集者:天羽より】
上記のイベント参加者からは、今後の交流内容に関するアイデアも頂きました。「子どもの家」のスタッフとも相談しながら、色々な内容で実施していきたいと思います。
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