マンスリーレポート2022年10月号
新事務所に移転しました!
いつもアイキャンの活動を応援してくださりありがとうございます。事業部長の藤目です。アイキャンは、長く矢場町に事務所を構えてきましたが、この度、1.2kmほど名古屋駅寄りの新事務所に移転いたしました。(新住所はこちら)
旧事務所は広く、フィリピン等での活動を支えるために、これまで多くの方々が事務所に集まり、毎月の街頭募金や事務所訪問受入れ、語学教室のスマイルチケットといった多様な活動を実施してきました。そんな思い出の場所を離れるのは寂しいというボランティアさんの声もあり、6年半以上あの場所で勤務してきた私も共感します。
ただ、現在の活動規模や名古屋事務所の人員規模等に合わせ、より経済的な事務所に引っ越して経費を節減し、活動に回す資金を増やそうと判断しました。
9月は新事務所を整えるのに精一杯でしたが、既にボランティア受入れも再開しています。事務所が小さくなった分、ボランティアさんの作業スペースも限られますが、職員との距離は近くなりました。また、街頭募金も継続実施しています。これからも、多くの方々に支えられながら、一人ひとりのできることを持ち寄ってみんなで作っていくアイキャンを大切にしたいと思っています。事務所スペースの都合上、必ず事前連絡のうえ、ぜひ奮ってお越しください。職員一同、楽しみにお待ちしています!
また、前号でもご紹介しましたとおり、フィリピンの路上で子どもたちが劣悪な環境で必死に働いて手にし、自身やその家族の1日の生活を支える100円は、私たちが日々何気なく消費している100円です。節減した事務所家賃を活動へ回す私たちとともに、みなさまが日々の100円をフィリピンの子どもたちを思って使う形で、これからもアイキャンを応援してくださればと願っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
継続的な寄付で、子どもたちとの活動を応援してくれませんか?
1日33円~「マンスリーパートナー」/1日100円~「子どもの家」ファミリープログラム
執筆者プロフィール
ICAN日本事務局
藤目 春子
ピッツバーグ大学公共政策・国際関係学修士。国連、NGO、JICA等で、主に住民参加型の教育・社会開発事業に従事。アフリカ在住8年を経て、2016年2月より現職。
<ボランティア・寄付推進事業>聖霊中学高等学校の文化祭に出店しました
聖霊中学高等学校の文化祭にて、アイキャン職員1名と生徒15名が、フィリピンのごみ処分場周辺地域に住むお母さんたちが製作したフェアトレード商品を販売しました。2日間を通して多くの方に商品をご購入いただきました。販売に参加した生徒からは「たくさんの商品が売れて嬉しかった」「次回は販売の声掛けをもっと工夫してみたい」等の感想が聞かれました。
<フィリピン事業>栄養改善事業のための調査を実施
栄養ボランティア10名が、トンド・バセコ地区の各世帯を訪問し、 各世帯の食事内容と日々の食事メニューに関する意識について調査を開始し、合計150世帯への調査を完了しました。調査の結果、白飯のおかずにスナック菓子を食べている子どもが多くいる一方で、いくつかの家庭では、スープにモリンガの葉を入れるなど、安価で栄養価を高める工夫がなされていたことが分かりました。