11月20日「世界子どもの日」に、一緒に考えよう

TULAY PROJECT(トゥライプロジェクト:地球の懸け橋プロジェクト)は、交流を通して、日本とフィリピンの子どもたちの国際理解を促進することを目的に2008年より実施しています。「TULAY」はフィリピンの言葉で「橋」を意味します。異なる国や文化、生活環境で育つ子どもたちが、同じテーマで活動を行い、世界や他者に思いを馳せ、それぞれの考えや想いを知り、互いを思いやる心を育むことで、持続的な共生社会を実現していくことを目指しており、2022年度は「世界子どもの日」をテーマとしたポスター交流を実施しています。

毎年 11 月 20 日は、「世界子どもの日」です。この日は、すべての子どもが生まれながらに持っている権利を再認識する日です。子どもたち自身が、自分たちの持つ権利について知り、学び、声を上げていくことも大切です。そうした背景から、この日に向けて、愛知県の中高生と、フィリピンのアイキャンが運営する児童養護施設「子どもの家」で暮らす子どもたちが、それぞれ「子どもの権利」について学ぶとともに、ポスターの制作を行いました。これらのポスターは、後日お互いのもとへと届けられます。  日本とフィリピン、違う国や環境で育っていても、同じかけがえのない子どもたちです。そんなすべての子どもが未来に向かって自らの持つ可能性を伸ばせる社会へ向けて、考え、行動を起こせるように。そして ポスターの制作や交流をすることで、 子どもの権利が守られる、 平和な社会を皆で作っていこうという意識を醸成できるようにとの想いでこのプロジェクトを実施しました。 届いたポスターの一部を、皆さまにもご覧いただけましたら幸いです。 「世界子どもの日」に、一緒に考えてみませんか。

日本の高校生による作品

名古屋国際中学・高等学校

名古屋国際中学・高等学校

名古屋国際中学・高等学校

愛知県立
天白高等学校

名古屋市立
名東高等学校

名古屋市立
名東高等学校


聖霊中学校・高等学校


聖霊中学校・高等学校


名古屋市立 北高等学校


名古屋市立 北高等学校


愛知県立 常滑高等学校


愛知県立 常滑高等学校

 

フィリピン「子どもの家」に暮らす子どもたちの作品


ジョシュア (10歳)


マイケル (14歳)


カルロ (13歳)


ジェイコブ (12歳)

レオ (12歳)


ダニエル (12歳)

 

活動の振り返り

「子どもの家」の参加者:
学校に行って教育を受けることは僕たちの権利なんだ。「子どもの家」に来る前は、路上で仕事をしてたので学校に行けなかった。今は学校に行けて、友達もできて嬉しい。
日本の高校生:
国や文化も違うけれど、お互いにポスター制作をしたことでフィリピンの子どもたちを身近に感じることができて良かった。
日本の高校生:
街頭募金に参加した。募金活動中、みんなの声が大きくなって達成感を感じた。
日本の高校生:
自分が参加したフェアトレード商品の販売が少しでもフィリピンの応援になっていると思うと嬉しい。