マンスリーレポート2025年1月号
路上教育を受けた子どもたちの成長 ~カリエからの報告~
報告者:協同組合カリエ Jaymwel Jimenez
協同組合カリエのメンバーのジンボイです。僕たちカリエが行う路上教育をより多くの子どもたちに届けるための冬募金を応援してくださり、ありがとうございます。今回は改めて、これまでのカリエの活動の成果をお伝えするとともに、今月行なった活動についてご報告します。
僕たちはこれまで、4つの地域で路上教育を行なってきました。その中で、「今度は自分がカリエのように路上教育を提供する側になりたい」と希望する子どもたちに研修を行ない、リーダーシップや対話の仕方等、必要な要素を伝えてきました。初めは自信がもてず、人前で話すことが苦手だった子どもたちも、徐々に話せるようになり、路上教育を実施できるまでになりました。今年度は、その子どもたちが一つのチームとなって路上教育を行ない、僕たちカリエは彼らとの定期的な打合せを通して助言し、伴走支援しています。
下の写真は、今月彼らが中心となり行なった路上教育の様子です。路上の子どもたちと輪になって座る彼らの後ろから、カリエメンバーが見守りました。僕は、皆の前で堂々と話し、路上の子どもの話をうまく引き出している彼らの姿を見て、研修の成果や成長を感じ、嬉しくなりました。路上の子ども一人ひとりによい変化をもたらすことは、僕たちカリエが目指していることだからです。路上教育を提供する側になることで、彼ら自身も、改めてその重要性と、自分たちの存在が路上の子どもたちに与える影響を肌で感じているようです。「自分も誰かの役に立てる」という実体験に伴う感覚は、大きな自信や自己肯定感につながると僕は考えます。
このように、路上教育の担い手は、カリエだけでなく他の子どもたちにも広まっています。冬募金を応援していただくことで、さらに多くの子どもたちに路上教育を実施することができるようになり、ひいては路上教育の担い手を増やしていくことにもつながります。僕たちの活動を、引き続き応援してください!
<お知らせ>
◆冬募金、あと1週間です!
多くの皆さまの温かいお気持ちにより、冬募金は1月25日現在、目標の75%まで到達しています。カリエもカリエの研修を受けた子どもたちも、路上教育によって安全かつ安心できる「居場所」を得ることができ、自分の可能性や人生の選択肢を知り、よりよい未来のために変わろうとしています。そんな子どもたちを一人でも多く増やせるよう、どうか残り1週間も応援よろしくお願いします!
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カリエの研修を受けた子どもたち
◆書き損じハガキ等をお送りください!
未投函のハガキ、未使用の切手、テレフォンカード、商品券がありましたら、下記までお送りください。ハガキ1枚には、例えば子どもが勉強するためのノート1冊の価値があります!
<ご送付先>
〒461-0002 愛知県名古屋市東区代官町39-18 日本陶磁器センタービル5階 中部リサイクル運動市民の会内 アイキャン
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【編集者:天羽より】
募金を通した皆さまの温かい応援を、必ず活動に還元していきます。どうか路上教育を続けさせてください!