Information

11月15日(土)は臨時休業とさせていただきます。

アイキャンは、主にフィリピンと日本において30年以上、貧困や災害などの状況下にある人々の生活改善に取り組んでいる国際協力NGOです。誰もが力を発揮できる社会の実現に向け、一人ひとりの「できること(I can)」を持ち寄って活動しています。

アイキャンが大切にしていること

誰もがもてる力を発揮し、未来を切り拓くことができる社会を目指して

「自分には力がない」「今の状況を変えられない」
そう感じてしまうことは、誰にでもあります。
でも「I can=私にもできることがある」という気づきが、誰かの力となり、社会を変える一歩になります。
あなたの“I can”が、未来をつくる力になる。私たちと一緒に、希望ある社会を育てていきませんか?

こんな活動をしています

「私にできることは何もない」と感じている人々が本来の力を発揮できるように。そのために必要なのは“本来の力を取り戻す過程(エンパワメント)”だと私たちは考えます。アイキャンはフィリピンと日本で、さまざまな背景をもつ人々のエンパワメントに取り組んでいます。

フィリピンでの活動

マニラ首都圏の路上に暮らす子どもたちに対し、「子どもの権利」を教えるとともに、自らの可能性に気づき、将来を前向きに考えられるよう促す路上教育を実施しています。👉️[詳細]

路上で暮らす子どもたちの多くは出生登録がなく、教育や医療などの基本的なサービスを受けられません。物乞いや廃品回収などで生活し、日々差別や暴力にさらされています。さらに、身近に「路上で生活すること以外の生き方」を示してくれる存在も少ないため、子どもたちは路上で暮らすことを「仕方のないこと」だと無意識に思い込んでしまう傾向にあります。

アイキャンは、こうした子どもたちに対して「路上教育」を実施しています。読み書きや計算、衛生知識、薬物の危険性などを教えるほか、学ぶ喜びや「できることを増やす体験」を大切にしています。さらに、元路上生活者によるピア教育を通して、子どもたちが目指したいと思える存在に出会い、「自分も変われる」という希望を持てるよう寄り添っています。

 路上教育を受けた子どもたちは、自信を取り戻し、仲間の模範となる存在へと成長しています。こうした取り組みが、路上の子どもたちの未来をひらく大きな一歩につながっています。

日本での活動

外国にルーツを持つ人々と地域がつながり、支え合う環境と仕組みを築くことで、誰もが活躍できる社会を目指します。👉️[詳細]

日本では外国ルーツの人々が増加していますが、地域の一員としてではなく「支援の対象」として捉えられることが少なくありません。そのため、外国ルーツの人々の声が地域づくりに十分に反映されず、社会参加の機会が限られている現状があります。さらに、行政や福祉機関の連携不足により、生活や教育、就労など多様な場面で困難を抱える人々がいます。

こうした背景から、アイキャンは岐阜県美濃加茂市と可児市を拠点に「相談支援」「地域づくり」「参加支援」の3本柱で活動を展開しています。生活相談や行政手続きのサポート、交流イベントの実施に加えて、外国ルーツの若者が自ら地域の一員として関われるような参加の仕組みづくりを進めています。

これらの取り組みを通じて、外国ルーツの人々が地域の一員として主体的に関わる共生社会づくりを進めています。

マンスリーレポート

ともに活動する人々のストーリー

新たな一歩を踏み出し、未来を切り拓こうとしている若者たち

母になっても、社会を変える一人として 

ー路上の子どもたちの希望にー
ローレンさん/27歳 👉️[詳細]

私は13人きょうだいの一人で、幼い頃から路上で物売りや物乞いをして暮らしていました。11歳のときアイキャンの教育活動に参加し、学ぶことの大切さや自分の「可能性」に気づきました。「私も路上生活から抜け出せる」と希望を持てるようになり、14歳でアイキャンの職業訓練に参加し始めました。

その後妊娠・出産を経験しましたが、学び続けることも職業訓練で出会った仲間と起業する夢も、絶対に諦めたくないという強い想いがありました。路上の子どもたちに「夢は叶えられる」と希望を届けたかったからです。そして私は夢を叶え、仲間と起業し、高校卒業資格も取得しました。

私は母親であると同時に「よりよい社会をつくる一人」だと信じています。これからも、仲間との活動や自分自身の姿を通して、路上の子どもたちに希望を届け続けたいです。

未来を切り拓こうとする一歩を応援していただけませんか?

あなたの気持ちがカタチになります

1,000円のご寄付で…
例えば、6人の子どもに文房具一式を提供できます。

3,000円のご寄付で…
例えば、約60人の子どもに「路上教育」をする材料費になります。

寄付で応援する

ご希望の金額をオンラインまたは銀行振込でご寄付いただけます。特定の事業へのご指定も可能です。
お預かりしたご寄付は、その時に最も必要な子どもたちの活動や運営に、大切に活用させていただきます。

オンライン寄付

外部サイト(コングラント)のアイキャン専用ページでご寄付いただけます。

クレジットカード・GPay での支払いが可能です。

銀行振込

下記のいずれかの口座にお振込みください。

楽天銀行支店番号:210 口座番号:7001258
三菱UFJ銀行名古屋駅前支店(221) 普通 2361021
ゆうちょ銀行00850-6-78233
PayPay銀行(旧JAPANNET BANK)店番号001  口座番号 4005809

ご寄付の使途や領収書の発行については、寄付登録フォームより必要事項をご入力ください。

口座名はすべて「特定非営利活動法人アイキャン」です。

身近なモノで応援する

未投函ハガキや未使用切手などを集めて換金し、アイキャンの活動のために大切に活用しています。ご自宅に眠っている1枚が、子どもたちを支える力になります。ぜひアイキャンへお送りください。事務所へ直接お持ちいただくことも可能です(お越しの際は事前にご連絡ください)。

例えばハガキのご寄付・・・
1枚で子どもたちが勉強に使うノート1冊分になります。
50枚で子どもたちの栄養改善のためのご飯30食分になります。
600枚で子ども1人の1年間の通学費用になります。

送付先

〒461-0002 
愛知県名古屋市東区代官町39-18 


日本陶磁器センタービル 5F 




中部リサイクル運動市民の会内

認定NPO法人アイキャン

募集しているもの

  • 未投函の官製ハガキ
  • 未使用の切手
  • テレフォンカード
  • 商品券
  • 収入印紙
  • 外貨(紙幣・コイン)

※未投函の官製ハガキ(切手を貼らずに投函できるもの)であれば、書き損じのものや古いものでも構いません。年賀でなくても、官製ハガキ(切手を貼らずに投函できるもの)であれば、問題ありません。

募集していないもの

  • 投函済のハガキ(一度投函して戻ってきたものも含む)
  • 官製ハガキではないハガキ(切手を貼る必要がある絵葉書等)
  • 使用済切手等
  • 残度数が9度以下のテレフォンカード

ともに活動しませんか?

アイキャンの活動を一緒に盛り上げてくれる仲間を募集しています。

名古屋事務局では、ハガキや切手のカウント、会報の発送作業、イベントの手伝い、月1回の街頭募金など、さまざまなボランティア活動に参加していただけます。ボランティアに初めて参加される方も大歓迎です。

おひとりでも、ご家族やお友達と一緒でも、1回だけの参加でも構いません。まずは気軽にお問合せ、ご参加ください。

ボランティアをご希望の方は、申し込みフォーム、またはお電話・メールにてお気軽にお申し込みください。

TEL:052-253-7299(日月祝定休) メール:myican@ican.or.jp

ボランティア募集やイベントのお知らせを、メールマガジンで配信しております。ご希望の方はこちらよりご登録ください。

2025-08-26

【参加者募集!】多文化・多言語の こども応援サポーター講座【全12回・無料】

2025-07-22

【9/13、10/18】街頭募金参加ボランティアさん募集中!

アイキャン代表ご挨拶

代表理事 鈴木 真帆
いつもアイキャンの活動に温かいご支援をいただき、心より感謝申し上げます。

1994年にフィリピンで活動をはじめたアイキャンは、昨年30周年という節目を迎えることができました。そして今年、31年目の一歩を踏み出しています。長きにわたり活動を続けてこられたのは、応援してくださる皆さまのお力添えがあったからこそと、改めて御礼申し上げます。👉️[詳細]


私自身は、2006年にアイキャンマニラ事務所で医療ボランティアを始めたことをきっかけに活動に加わり、気づけば約20年が経とうとしています。
当時、アイキャンはケソン市パヤタスのごみ山のふもとでクリニックを運営していました。

巨大なごみ山の中から換金できるものを拾い、その日暮らしをしている住民の中には、作業中の怪我や、劣悪な環境で病気になっても、医療機関までの交通費がなく受診できない人が多くいました。そこでアイキャンがクリニックを運営し、ヘルスボランティアを育成することで、地域住民とともにコミュニティの健康を守ってきたのです。

そのクリニックは、ごみ山の閉鎖とともに役割を終えましたが、今も同じ場所で、形を変えて活動を続けている住民たちがいます。

時代とともにアイキャンの活動も変化し、現在はマニラ首都圏での児童養護施設の運営を軸に、フィリピンの子どもたちを取り巻く課題に取り組んでいます。

どの時代においても、住民とともに歩む姿勢は変わっていません。
こうした活動のなかで、何度も「続けられるかどうか」という壁にぶつかってきました。
現在もなお厳しい状況が続いていますが、フィリピンでの経験を活かし、日本国内でも外国にルーツをもつ子どもたちやその家族が抱える問題の解決に取り組んでいます。これから日本国内で暮らす外国人が増える中、多文化共生や異文化理解といった分野で、アイキャンの活動がより世の中で求められてくると信じて活動を続けています。
私自身も複雑な環境で育ちましたが、いつも誰かが手を差し伸べてくれたおかげで今があります。だからこそ私は、今は困難な状況にある子どもたちも、周囲の支えがあれば自分らしく成長していけると信じています。

31年目を迎えた今、私たちは改めて子どもたちの未来を大切にしながら活動を続けてまいります。これからも変わらぬご支援とお力添えを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

SNSでつながる

アイキャンは SNS でも最新情報を発信しています。ぜひご覧ください!

事業・会計報告

会報

2025-06-25

会報81号を発行しました~ CHILDREN'S VOICES vol.81~

2024-12-18

会報80号を発行しました

2024-06-18

会報79号を発行しました

年次報告書