ミンダナオ島の紛争下・先住民地域の子どもたち

ミンダナオ島では、長年続く武力衝突や政情不安により、社会インフラの整備はフィリピン国内でも最低水準となっています。アイキャンでは、ミンダナオ島の紛争地域での平和構築のための平和教育や、地域住民間の紛争を和解させるための能力強化、山奥に位置し社会インフラの整備が遅れている先住民地域での教育・保健環境向上のための開発事業などを行ってきました。

「平和の学校」を通じた平和構築活動

平和の学校長年の紛争により、子どもたちは十分な教育を受けることができず、職業選択や就業機会も極端に限られており、若くして武器を手に取る子どもも少なくありません。アイキャンでは、同島の三大紛争多発地帯の14の村において、地域で持続的に平和教育を実践する「平和の学校(School of Peace)」を25校建設し、教育省および学校に対する平和教育の研修を通じて、ミンダナオ島における「平和の学校」での活動結果の浸透を図っています。

紛争調停へ向けた平和構築活動

ミンダナオ島の紛争は、政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)の政治的対立のみに起因するものではなく、土地や地元政治に関する争いに加えて、子どもの喧嘩や隣近所の家畜をめぐる口論でさえも、武力衝突に発展する「暴力の文化」の醸成が容易な環境です。人びとが紛争の発生を防ぎ、争いが小規模なうちに解決できるようになるために、地域の争いの解決において重要な役割を果たすMILF役員、村の有力者や宗教リーダーに対して、紛争調停のための能力強化活動を実施しています。

先住民地域における教育・保健環境向上のための活動

ミンダナオの子どもたち社会インフラ整備が特に進んでいない山奥の先住民地域では、地域内に学校がなく教育を受けることができない子どもや、医療を受けることができず命を落としてしまう子どもがいます。そのような先住民地域において、学校建設や先住民の文化に適した教育カリキュラムの開発、地域保健ボランティアへの研修や水道・トイレの整備を実施してきました。

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