ごみ処分場地域の住民・子どもたち

フィリピンのマニラ首都圏の中に位置する、「パヤタスごみ処分場」と「トンドごみ処分場」の2ヶ所において、地域に住む子どもたちの栄養改善事業、母親たちによる生計向上事業、および医療保健事業を実施しています。
 

子どもたちの栄養不良を改善する給食事業

給食事業「トンド」地区は、マニラ首都圏の中でも最も生活が厳しく、低所得地域と言われています。ごみとして捨てられていたファストフードの残飯を洗い、再加熱し食べて生きている子どもたちも存在し(現地語で「パグパグ」と言う)、この地域の子どもたちの8割近くが「極度の栄養不良」状態にあります。アイキャンでは、自治体が運営する保育園を拠点として、地域の母親たちと栄養価の高い食事を作る給食事業を行っています。

フェアトレード事業による生計向上

「パヤタスごみ処分場」では、2000年に山積みになったごみが崩落し、200人以上の死者・行方不明者を出す悲惨な事故が起こりました。この崩落事故の後、地域の母親たちは、危険なごみ処分場で働きその収入に頼るのではなく、「ごみ処分場に頼らない生計のあり方」を模索し、アイキャンの技術訓練を通じてテディベアの作り方を学び生計向上を目指しました。現在はフェアトレード商品を生産する団体として彼女たちは独立し、アイキャンは経営アドバイスを行なっています。

住民組織が主体となる医療保健事業

医療保険ごみ処分場地域では、劣悪な衛生環境で生活する住民が数多く存在する一方で、医療体制は十分とは言えません。アイキャンでは2003年より、パヤタス・コミュニティセンターにおいて診療活動や保健教育、デイケア活動、青少年活動等を毎週行ってきました。2010年に地域保健ボランティアが協同組合PICO(ピコ)を設立してからは、薬局の売上などから運営費を捻出し、地域住民が主体となった活動を続けています。

この活動に寄付する

この事業への指定寄付をすることができます。