フィリピン共和国
ミンダナオ島ミサミスオリエンタル州カガヤンデオロ市
ミンダナオ島ブキッドノン州各地
ミンダナオ島コタバト州ピキット町
ミンダナオ島南コタバト州ジェネラルサントス市
ミンダナオ島東ダバオ州バガンガ町
こどものこえ
(タヤちゃん・12歳女の子)※仮名。
 私たちの家族は、急いで小さなボートで川を下り、その後、沼地を歩いて何日か隠れて生活しました。戦闘が激しく、私たちはなかなか避難所にたどり着くことができませんでした。四方から飛び交う銃弾による恐怖と先の見えない不安の中、毎日を過ごしました。釜からあがる煙を兵士に見られると捕まってしまうので、ご飯も炊くこともできませんでした。兵士に聞かれては恐ろしいことになるため、家族内で、不安な気持ちも話せませんでした。やっと避難所に到着しましたが、お母さんは疲労と空腹により病気になり、数週間後に亡くなりました。3年後にようやく村に帰ることができた後も、家にあったものはすべて盗まれていて、生活は大変でした。私は、学校で勉強して、将来先生になり、家族を助けたいです。その為にも、ミンダナオが平和になってほしいです。


 私たちがよく口にするバナナの多くは、フィリピン南部のミンダナオ島からやってきます。ここでは40年以上もの間、政府軍と反政府軍による紛争が続いています。この紛争によって、過去20年間だけでも、約12万人が殺害され、約200万人が住み慣れた土地を追われました。

 こうした悲劇の歴史を持つミンダナオの紛争が、現在大きな転換期を迎えています。201210月、武力衝突を繰り返してきたフィリピン政府とMILFが歴史的な「和平への『枠組み』合意」に至りました。今後、両者は交渉を継続し、2016年の「最終和平合意」目指しますが、最終的に和平合意に至らなかった2008年には、一向に改善しない生活への不満が武力衝突へと発展し、60万人が住む場所を奪われました。この度の合意が最終的な和平合意に至るかは、住民の大多数が、その過程において、生活の改善を実感できるかにかかっています。この紛争を終わらせ、子どもたちの夢を叶える最後の機会を、私たちは逃してはいけません。

 
 アイキャンは1994年の設立時からミンダナオ島で活動し、現在も北部、北東部、中部、南部の4ヶ所に事務所を構え、活動をしています。ミンダナオ島はアイキャンの故郷とも言えます。


 アイキャンは「和平への枠組み合意」を支持し、最終的な和平合意に向けて、ミンダナオでの活動を積極的に実施しています。平和なミンダナオを必ず見たいと思っています。


愛知県内の中学生が作った「平和のキルト」がミンダナオの紛争地に届きました。

 アイキャンでは、「和平合意」への後押しをするために、ミンダナオの子どもたちに「平和のキルト」を送るキャンペーンを行っています。世界がミンダナオ島の平和を願っていることを伝え、ミンダナオの平和を確かなものにしていきます。皆さまに作っていただいた「平和のキルト」は、平和へと想いとともに、アイキャンが直接子どもたちに渡します。

ぜひ「平和のキルト」キャンペーンに参加してください!
詳細は、こちらの「平和のキルト募集チラシ」(PDF)をご覧ください。


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