ミンダナオ島で1994年より活動し、現在もミンダナオ島に3つの事務所があるアイキャンは、災害発生翌日より緊急救援の活動を行いました。

ICANミンダナオ中部事務所(コタバト州コタバト市)
ICANマニラ事務所(マニラ首都圏ケソン市)
ミンダナオ島東ダバオ州バガンガ町
 2012124日(火)にフィリピンミンダナオ島南部に上陸した台風24号(フィリピン名:パブロ)は、ミンダナオ島全域を襲い、特にコンポステラ・バレー州や東ダバオ州、カラガ地方、南ラナオ州の被害は大きく、1219日(水)時点で死者は1,000名以上、行方不明者は800名以上、被災者数620万人以上に及ぶフィリピン史上最大級の被害となっている。

 見渡す限りの建物も木々も、強風で飛ばされてしまった東ダバオ州南部では、家族や家を失い、交通手段もなく、空腹のまま生存者たちが取り残されている。特に、橋が壊れアクセスが非常に困難な地域では、発生直後から約2週間経った時点でも、救援物資の配給もなかなか届かず、食糧が圧倒的に不足している。一家族が2週間で受け取った配給は、3キロの米と缶づめ4つ(家族約1日分)が3回のみで、物資が一切届いていない家庭も多くある。さらに、配給された缶詰には、豚肉が含まれており、イスラム教徒は、配給物に口を付けることさえできない。また、シェルター(短期的にはビニールシート)も不足し、多くの家族が壊れた校舎の中での生活を余儀なくされており、次に大雨や強風が来た場合、二次災害が懸念されている。

 また被災地では、以前はほとんどいなかった蚊も大量に発生しており、デング熱や下痢等の病気が多発すると見られている。地域の教室は100以上破壊しているために、中長期的には、子どもたちの教育の問題が出てくることが予測される。また、ココナッツや海で生計を立てていたにも関わらず、木はすべて倒れ(再生までに10年以上)、漁をするための小舟も壊れたため、これからどのように生計を建てなおしていくのか、一切目途がたっていない。

2012年12月~2013年10月
1) 食糧の提供 
 被災者1,000家族に、食糧(お米等)の提供を行っています。被災地は、場所によって1割から3割がイスラム教徒が住むため、ハラル(halal)食を用意するとともに、宗教で区別することなく、公平に物資を提供しています。

2) シェルターや蚊帳の提供
 被災者約100家族に、シェルターを提供する。初期の活動では、ビニールシートを提供し、とりあえずの雨風をしのぎ二次災害を防ぐとともに、状況をみながら、より強固な住処を得られるよう木材等の提供へと切り替えていく。また蚊が大量発生し、デング熱の発生が懸念されるため、蚊帳の提供を行っています。
3) 学用品の提供
 被災した子どもたちにノートや鉛筆等の学用品の提供を行っています。
4) 学校の建設
 2013年4月~10月まで、崩壊した学校を建設しています。

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